公開日 2021年03月18日
更新日 2021年07月05日
全国には、血液の病気などで「造血幹細胞(血液のもとになる細胞)移植」を持ち望んでいる方が多くいます。
私たちができることの一つに「骨髄バンクのドナー登録」があります。
「骨髄バンク」ってなに?
骨髄バンクには、患者(移植を必要とする人)とドナー(提供に同意した人)の双方が登録をします。その間を仲介し、移植がスムーズに進むように調整するのが骨髄バンク事業です。
国内で骨髄バンクを介して移植を希望する患者さんは、毎年3000人以上です。
「造血幹細胞移植」とは?
●移植が必要な主な病気
白血病・骨髄異形成症候群・再生不良性貧血などの血液の病気、悪性リンパ腫、一部の先天性代謝異常症など
●移植の方法
①骨髄移植 : ドナーの骨の中心部にある骨髄から採取した骨髄液にある造血幹細胞を移植する。
②末梢血幹細胞移植 : ドナーの末梢血から採取した造血幹細胞を移植する。
③臍帯血移植 : 臍帯血(へその緒の血)を使用して移植する。
どうやって「ドナー登録」ができる?
●ドナーになるにはいくつかの条件があります。
①18歳~54歳の方
②健康な方
・治療中・内服中でない方
・がん・心疾患・脳卒中・ぜんそくけいれん性疾患の既往がない方
・収縮期血圧が90~150mmHg以下かつ、拡張期血圧が100mmHg以下の方
・過去に輸血を受けていない方
・血液の病気や貧血でない方
・患者に移行する感染症がない方(梅毒、ウイルス性肝炎など)
・体重が男性45kg以上、女性40kg以上で、過度の肥満でない方(BMIが30未満の方)
③骨髄・末梢血幹細胞提供の内容を十分理解し、家族の同意を得ている方
④妊娠中でない方
●上記に合致した場合、以下の方法で登録が可能です。
(1)骨髄バンク作成のパンフレットを読み、ドナー登録について理解する。
(2)登録申込書を記入する(パンフレットに掲載。骨髄バンクHPでダウンロード可。)
(3)登録窓口に申込書を提出。2mlの採血を行い、白血球の遺伝子型を登録する.
※登録窓口は献血ルームアミコ、各保健所です。
登録窓口詳細→https://www.jmdp.or.jp/reg/reception/reception04.html#tokushima
出典:公益財団法人骨髄バンク https://www.jmdp.or.jp
費用助成のお知らせ
令和3年4月から、骨髄等移植を行う方の経済的負担軽減のため、ドナー本人とドナーの勤務する事業者に費用助成を開始しています。
詳細は次の記事をご覧ください。→ https://www.town.ishii.lg.jp/docs/2021063000057/