矢神のイチョウ

公開日 2018年10月04日

更新日 2019年06月03日

矢神のイチョウ

新宮本宮神社に立つイチョウの巨樹です。樹高約20m、幹周約10.2mを測り、県内のイチョウの中では5番目に太い幹周です。過去に受けた落雷の影響もあり、幹には黒く焼け焦げた部分や樹皮がはがれた部分がありますが、樹勢は旺盛です。このイチョウの通称にある「矢神」とは源平合戦の扇の的で有名な那須与一宗高を指し、源平合戦後に与一が上板町の大山寺から放った矢がこの樹に当たったことに由来するとされています。イチョウが立つ新宮本宮神社も勲功によりこの地に領地を得た与一が、もともとあった神社に熊野から新宮を勧請し、あわせて新宮本宮神社としたと伝えられています。
【県指定天然記念物】

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