公開日 2014年05月30日
更新日 2018年11月28日
平成20年4月から、これまでの基本健康診査に替わり、新しく「特定健診・特定保健指導」が始まりました。
-
- 従来の健診との違い
これまでの健診は病気ごとの早期発見・治療が目的とされていましたが、特定健診ではメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とその予備群の人を発見し、その後、必要に応じた保健指導が行われることになりました。
保健指導は健診を受けた人が各々の状況に即して自分の生活習慣を考え、自分で健康管理ができるようになることを目的としています。
-
- メタボリックシンドロームとその予防
メタボリックシンドロームとは、内臓のまわりに脂肪がたまりすぎてお腹まわりが太くなった状態に加え、血糖・血圧・血中脂質の数値に2つ以上の異常がある状態をさします。
このような人は、将来的に脳卒中や心筋梗塞、糖尿病を起こしやすくなることがわかっています。つまり、メタボリックシンドロームの予防や改善が、多様な生活習慣病を未然に防ぐことにつながるのです。
内臓脂肪は、運動や食生活の改善で比較的簡単に減らすことができます。健診とその後実施される栄養・運動指導で内臓脂肪を減らして、スリムなウエストと健康を手に入れましょう。
-
- 受診機関・対象
特定健診・特定保健指導は、みなさんが加入している医療保険者が実施しますので、加入している医療保険者が指定する健診機関で受診することになります。
石井町においては、石井町国民健康保険に加入している40歳から74歳までの人を対象に特定健診・特定保健指導を実施しますが、他の医療保険に加入している人は、それぞれの医療保険者からの通知や広報などに従って健診を受けていただきますのでご注意ください。
石井町国民健康保険における具体的な受診場所や受診方法については、受診券に同封されているパンフレットでご確認ください。
健診を受け、生活習慣病を予防することは、自分自身の健康を守るのはもちろん、高齢社会における医療費の増加も防ぎます。年に1回必ず受診しましょう。